1段

露出の1段とは絞りやシャッター速度を調整して光を取り込む量を
２倍にしたり半分にしたりする値のことです。

遅い　　　　　　　　1段刻みのシャッター速度　　　　　　早い

30秒

15秒

8秒

4秒

2秒

1秒

0.5秒

1/4秒

1/8秒

1/15秒

1/30秒

1/60秒

1/125秒

1/250秒

1/500秒

1/1000秒

1/2000秒

1/4000秒

1/8000秒

明るい　　　　　　　　1段刻みの絞り値（F値）　　　　　　　　暗い

1.4

2.8

5.6

うーん、いまいちよくわからないなあ・・・。

ではまずシャッター速度の「１段」について説明しますね。
例えば1/125秒より１段速いシャッター速度は1/250秒になるのはわかりますね。
この時光を取り込む時間は半分になったわけですから光を取り込む量も半分になっています。
１秒より１段遅いシャッター速度は２秒となり、取り込む光の量は２倍になります。
（シャッター速度についてはこのページで詳しく解説しています）

ふむふむ。
ところで1/60秒と1/125秒はちょうど2倍の数字じゃないですけど？

これはわかりやすいようにキリのいい数字で表示しているだけです。
だから本当は1/64秒だったり、1/128秒なのです。でもそれじゃ覚え難いから上記のように表示されるわけですね。

次に絞りについてですがカメラの絞り値を初めて見る方にはなんとも覚え難い数字ですね。
カメラライフを送る中で絞り値というのは切っても切り離せない値ですがシャッターを切るごとに
出てくる数値なので自然と覚えてしまうでしょう。（絞りについてはこのページで詳しく解説しています）

絞りの１段は例えばF2.8から1段絞るとF4.0になります（取り込む光量は半分になる）
F8から２段絞るとF16となります。（取り込む光量は1/4になる）
F11から1段開けるとF8になります（取り込む光量は4倍になる）

ちなみにシャッター速度も絞り値もほとんどのカメラで1/3刻みで設定できるようになっています
例えば1/30秒と1/60秒の１段の間には1/40秒と1/50秒のシャッター速度が、
F4とF5.6の間にはF4.5とF5の絞りが設定できますよ。

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