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初級編シャッター速度とは

シャッター速度



ではシャッター速度について解説していきます。
シャッター速度とはシャッターボタンを押してシャッターが開き、シャッターが閉じるまでの時間のことです。
シャッターが開いている間だけ光を取り込みます。

シャッター速度が250分の1秒ならシャッターが開いてシャッターが閉じるまで250分の1秒ということです。
その短い瞬間に光を取り込むということですね。
8000分の1秒なら8000分の1秒だけ、30秒なら30秒だけ光を取り込みます。
シャッター速度を変えると何か違いが出てくるんですか?
いくつか例を挙げてみますね。
下の写真と解説を見てください。
シャッター速度  1/250秒 シャッター速度  1/50秒
シャッター速度  1/5秒 シャッター速度  1秒


1/250のシャッター速度だと滝の流れが止まって見えますね。
シャッター速度を遅くしていくと流れは徐々に滑らかになっていき、1/5秒や1秒ともなると
肉眼では見ることのできない風景を写し撮ることが出来ます。

シャッター速度  80秒 シャッター速度  1200秒(20分)


80秒だと星をほぼ写しとめていますが約20分というシャッター速度になると星を軌跡としてとらえることが出来るのです。
長時間露光撮影で軌跡として表現できるのは星のほかに渓流を流れ行く落ち葉だったり車のライトだったり
池の中を泳ぐ鯉だったり撮影対象はたくさんあります。
おお〜!
シャッター速度を変えるだけでこんなにも違った写真になっちゃうんですね。
すごい!
シャッター速度が2倍になったり2分の1になったりするとカメラに取り込む光量が半分になったり、2倍になったりします。

ここで1つ覚えておいてほしいのが
シャッター速度を2倍にすると光量が半分になるのでこれを「マイナス1段(-1EV)」といいます。
シャッター速度を2分の1にすると光量が2倍になるのでこれを「プラス1段(+1EV)」といいます。
(つまりマイナス1段とは露出を半分に、プラス1段とは露出を2倍にすると言う意味です)

1/500秒と1/1000秒はシャッター速度が倍違うので「1段」の幅があるということになります。
基本的にはシャッター速度は1段ずつ変わるものとまず覚えてください。

1/500秒から1/1000秒にすると光を取り込む時間が半分になるので取り込む光の量も半分になります
(1/500秒で撮った写真より1段分暗くなる)
1/500秒から1/250秒にすると光を取り込む時間が2倍になるので取り込む光の量も2倍になります
(1/500秒で撮った写真より1段分明るくなる)
遅い        1段刻みのシャッター速度        早い
30 15 8 4 2 1 0.5 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60 1/125 1/250 1/500 1/1000 1/2000 1/4000 1/8000
あれ?
1/60秒と1/125秒はちょうど2倍の数字じゃないですけど?
これはわかりやすいようにキリのいい数字で表示しているだけです。
だから本当は1/64秒だったり、1/128秒なのです。でもそれじゃ覚え難いから上記のように表示されるわけですね。
なーるほど。
上の表は基本的なことだから覚えといたほうがいいですね。
そうですね。
数字の羅列は覚え難いかもしれませんがカメラに慣れてくると自然に頭に入っちゃいますからあまり気にしなくてもいいですよ。

それと実際のシャッター速度はさらに細分化されていて1/3段刻みで設定されているものがほとんどです。
例えば1/30秒と1/60秒という1段の間に1/40秒と1/50秒の2つのシャッター速度があるということです。

次は絞りについてです。
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