sRGB

	sRGBとは色空間の規格のことです。 RGB色空間に関する規格は二つあり、ひとつはこのsRGB、もうひとつはsRGBよりも広い色空間を持つAdobe RGBです。一般的なモニターやデジタルカメラ、プリンターなどはほとんど sRGBの設定で使用されています。
	そもそもRGBってなにですか？

RGBは光の三原色といわれ、赤（ＲＥＤ）・緑（ＧＲＥＥＮ）・青（ＢＬＵＥ）のそれぞれの頭文字をとった単語です。
この三色の組み合わせによって、あらゆる色を表現することができるんですよ。
この表現できる色空間の範囲をsRGBとAdobe RGBという規格で定めているんですね（右図参照）

sRGBは国際電気標準会議が定めた色空間、
Adobe RGBはAdobe Systems社（アドビ　システムズ）が定めた色空間です。
（Adobe Systems社はアメリカに本社を置くコンピュータ・ソフトウェア会社）

Adobe RGBの色空間のほうが表現できる色再現範囲が広いから
こっちで撮影すればいいんですね？

通常撮影ではsRGBでも全く問題ありませんがより本格的に撮影、プリントするなら
色空間の広いAdobe RGBに設定したほうがいいでしょう。
しかしAdobe RGBの設定で撮影してもAdobe RGBを正しく再現できるソフトウェアや出力機がなければ
Adobe RGBの色空間を活かすことが出来ないだけでなく彩度の低い画像になってしまいます。

つまりAdobe RGBの色空間を活用するなら撮影するカメラからパソコン、プリンターまで
全てAdobe RGBの設定にしなければいけないということですね。

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