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中級編 ハーフNDフィルターの使い方

ハーフNDフィルターの使い方

ハーフNDフィルターの使い方について解説します。
んん〜・・・またもや知らないアイテムが出てきたなあ・・・。


ハーフNDフィルターというのは
フィルター部分の半分がグレイ色でレンズに入ってくる光を
部分的に減光するフィルターです。

丸型のハーフNDフィルターもありますが
実用的でなく一般的には角型ハーフNDフィルターが
使用されますのでこれ以降の解説は角型ハーフND
フィルターを例にとっていきます。
角型ハーフNDフィルター
どういった時に使うんですか?
朝日や夕陽など明暗差が大きく白とびや黒つぶれが発生しやすい状況で使うフィルターです。
例えば夕刻空の明るさに露出をあわすと手前の風景が
黒くつぶれてしまいます。
今度は手前の風景に露出をあわせました
すると空の明るさが強くなりすぎていわゆる
白とび写真となってしました。
そこでハーフNDフィルターの登場です。
空の明るい部分が減光するようレンズの前に設置します。
この時暗部と明部にフィルターのグラデーション部分が
くるようにします
(ハーフNDフィルター4・ソフトを使用)
手前の風景も黒くつぶれてないし空の明るさもとばずに表現されてますね!




人間の目ってとても優秀で上の写真のような風景を見ても明るい部分をとばさず
暗い部分をつぶさず同時に1つの風景として認識することができるのですが
カメラはそういうわけにはいきません。
カメラが写し撮ることの出来る露出の幅(ラチチュード)は限られているので(人間の目よりも狭い)
ハーフNDフィルターのようなアイテムを使って見た目の露出に近づけていくのです。

ちなみにハーフNDフィルターにはND2、ND4、ND8がありますが風景撮影などでは
ND4が使用頻度が高く、1枚買うならこれがいいでしょう。
そしてグラデーション部分がハード(ほどよくくっきり)のものとソフト(なめらか)のものがあり、
状況により使い分けていきます。
角型ハーフNDフィルター
ハードタイプ
角型ハーフNDフィルター
ソフトタイプ
これはかなり技術が求められる技ですね。
取り付け方法も難しそうだし・・・。




専用道具でレンズ前面に必ず取り付けなければいけないということはありません。
手に持ったままレンズ前面にあてがって使用するプロもいますよ。
ただそのようなときにはレンズに強く押し付けるとズームリングが回って焦点距離が
変わってしまうことがあるので気を付けてください。

でも出来ることならフィルターホルダーを使用することをおすすめします。
(ケンコーから発売されています)
フィルターホルダーを使用する利点は
1 押し付けによるズームリングの回転が防げる
2 綿密な設定が出来る
3 全く同じ条件で段階露出が出来る


取り付ける手間は少しだけかかりますが確実な作画をする上でフィルターホルダーは
とても重要なアイテムなのです。
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